第74回都草美化活動~大報恩寺(千本釈迦堂)~(13.5.24)
2013.05.27
★大報恩寺 (千本釈迦堂)本堂
★阿亀多福像
第74回都草美化活動~大報恩寺(千本釈迦堂)~(13.5.24)
◆日 時:5月24日(金) 午前10時00分集合
◆場 所:大報恩寺(京都市上京区七本松通今出川上る)
◆参加人員:24名(女性9名、男性15名)
境内の草取りを中心に、落葉の掃除も行った。ごみは当寺の指示により所定のダンボールの中へ収めた。約1時間で掃除は終了し、菊入副住職のお話を境内で伺った。その後、本堂、霊宝館を見学させてもらいました。
沿革
藤原秀衡の孫の救法上人義空が19歳で比叡山に登り天台密教を会得する。1227年救法上人義空によって開創される。
伽藍
本堂(国宝)1227年の建立。応仁・文明の乱にも両陣営から手厚き保護を受け、奇跡的に災火を免れた京洛最古の建造物。1954年に本瓦葺きから檜皮葺きに変えられる。本尊の秘仏釈迦如来像が安置。内陣と外陣とを区切っている隔壁は、鎌倉時代初期の遺構。柱には応仁の乱のときの刀や槍の傷跡が残る。大柱の上部に枡形の受けがあり、棟梁が誤って切ってしまい、妻おかめのアイデア解決したもの。
おかめ塚 本堂の前、東側の大きな宝篋印塔。本堂を建立した大工棟梁長井飛騨守高次の妻 阿亀の内助の功を偲ぶ遺跡。
霊宝館
木造釈迦如来坐像(重要文化財)鎌倉時代の作 仏師快慶の弟子行快の作
木造六観音菩薩像(重要文化財)1224年の銘。肥後別当定慶の作
木造十大弟子立像(重要文化財)1218年の銘 快慶の作
だ太鼓縁(重要文化財)室町時代の作
本堂棟木と棟札(国宝)義空上人の墨書銘
その他多数の重文、国宝がありました。
(記事:美化活動部長 鹿田晴彦)







★菊入副住職

★活動終了後 菊入副住職のお話を聴く


★本堂より阿亀桜を見る
(写真:奥本徹夫会員)
(事務局 小松香織)