第241回美化活動~清凉寺(嵯峨釈迦堂)~(R06.10.09)
第241回美化活動~清凉寺(嵯峨釈迦堂)~(R06.10.09)
日 時:令和6年10月9日(月)午前10時~12時
場 所:清凉寺(京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46)
参加人数:43名
嵯峨にある清凉寺で美化活動をさせていただきました。

清凉寺さん 本堂
暑さもやわらぎ、美化活動にはいい気温の中で、また、前日の雨で土が湿っており、草抜きには適した環境で清掃活動をすることができました。

小松理事長挨拶 旧議場土曜講座 ガイドツアー10周年等

美化委員挨拶
清凉寺の本尊釈迦如来は、国宝で日本三如来の1つに数えられ広く信仰されています。この釈迦如来は、東大寺の僧、奝然上人が、985年に宋で模刻して日本に持ち帰ったものです。清凉寺は、895年の源融の没後、その山荘の棲霞観に阿弥陀堂を建て棲霞寺としたのに始まります。
その後、奝然の弟子盛算が棲霞寺内の釈迦堂に、奝然が持ち帰った釈迦如来を安置し、華厳宗の「五台山清凉寺」と改称しました。現在は浄土宗に属しています。
作業は、2班にわかれ、仁王門周辺の草抜き、仁王門と本堂間の砂利部分の草抜きを行いました。抜いた草は集めて、ブルーシートで狂言堂の裏の集積場に運びました。草は雨で濡れており、土も付いていて意外に重くなっていました。

参道 清掃中

参道 清掃中

参道 清掃中

山門南側溝 清掃前

山門南側溝 清掃中

山門南側側溝 清掃後

山門南側側溝 清掃後

山門北側 清掃中

清掃した雑草
広い範囲の作業でしたが、50分ほどの活動でかなりきれいになりました。
清掃作業終了後、本堂に集まり、ご住職の話を拝聴しました。釈迦如来(尊像)は、釈迦37歳の生き姿を刻んだもので、インドで作られたものが中国へ伝わり、その尊像の模刻が、日本に伝わったものです。

本堂にてご住職様より清涼寺さんの歴史等の講話拝聴
髪は長髪を結い上げて巻き束ねられています。もとになった中国の尊像は焼失しています。 また、本堂は1701年5代将軍綱吉、その母桂昌院の発起により再建されました。
ご住職のお話の後、各会員参加者は釈迦如来にお参り(お焼香)させていただき、本堂内の見学、本堂から方丈へ続く廊下や庭園の見学をさせていただきました。

本堂北側の庭園 弁天堂池
(次回美化活動のお知らせ)令和6年11月5日(火)午前10時から下御霊神社で美化活動を行います。なお、雨天の場合(降水確率70%以上)は翌日11月6日(水)に延期となります。多くの方の参加をお待ちしております。
報告者 山下 悟
写真撮影 松山友彦
(広報部 松井浩治)