上京区ふくしなんでもやっとこ講座で都草が協力(14.9.29)
★京都御苑 いよいよ散策ツアー開始!今出川御門付近にて
上京区ふくしなんでもやっとこ講座で都草が協力(14.9.29)
上京区ふくしなんでもやっとこ講座に参加して
障害をお持ちの方たちにも、街を歩き、感じ、意見を発表する場として企画され、都草が京都御苑をご案内するという役を仰せつかりました。
40名あまりの参加者、スタッフ、同志社大学の先生、学生さんが教室に集い、スタートしました。
障害(高齢も含め)誰にでもあります。お互いが助け合い、知恵を出し合って社会を形成していくしかありません。
足りないところは遠慮なく助けを求め、気軽に応じ、大きな声で意見を発表する。
班を4ッつに分け、街の中を歩き、御苑の中を80分散策しました。
私の班には全盲の方もおられ、大きな声で、やさしく、ゆっくりとご案内するように努めました。
御苑の中の木々の香り、やさしい風、小鳥たちの鳴き声が迎えてくれました。
長めコースの2班は、近衛邸から西に、銀杏の落ち葉の様子を写真で案内し、一条邸の縣井あたりの山吹の様子、宜秋門、蛤御門に向かいました。
短めコースの2班は、近衛邸跡でカワセミの話、仏法僧の話、糸桜の話と自然の話にも力を入れ、文明の利器であるスマホから仏法僧の鳴き声を再生し、目の見えない方の耳元でも楽しんでいただきました。
質問もたくさん出て、あっという間の散策でした。
教室に戻り、反省、希望などを一言に表し、発表し合いました。
障害者からの目線でたくさんの声も出ました。
たとえば、点字案内が少ない、車いすでも通行できるように専用のコースがほしい、随所にベンチがほしい、御溝水(みかわみず)は落ちそうで怖い、特に烏丸通東側の溝は歩道が狭く怖い、バス停などで一部覆いがされているが、全面的にしてほしい。など、貴重な意見がたくさん出ました。
我々でも気はついていても誰も声を出さない、特に御所については、それではいけないと思います。
意見は意見として大きな声で発信することも大切ではないかと今回改めて思いました。
障害者、決して他人ごとではありません。自分のことです。
このような場を与えてくださったことに感謝したいと思います。
報告:田村光弘 都草専務理事
★今日の御苑ツアー散策ガイドスタッフ事前打ち合わせから
★どのように散策ツアーが展開するのか少々の不安もありました
★京都御所北側 朔平門にて 皆様熱心に耳を傾けてくださいました
★中山邸跡 真剣に聴いてくださり質問もありで楽しいひとときでした
★同志社大学の教室に戻って 散策ツアーを経験しての みなさんの貴重な意見を集約しました
各班熱心に取り組みました 都草のスタッフも新たな可能性とやりがいを感じた1日になりました
(写真:熊谷喜輝 理事)
(事務局 小松香織)