第150回研究発表会報告、堂園 光子 会員、横井 剛 会員(26.4.23)
第150回研究発表会報告、堂園 光子 会員、横井 剛 会員(26.4.23)
YouTube 期間限定 4月29日(水)から5月5日(火)午後5時まで
会員のみ限定公開
◆日 時:令和8年4月23日 午後1時10分~午後4時00分
◆場 所:ひとまち交流館 京都 3階
◆研究発表:1.「桓武天皇Ⅱ」堂園 光子 会員
2.「京都の人神研究~御霊・顕彰・慰霊 それぞれの神々」横井 剛 会員
◆参加人数:ひとまち 22名
第1部は、「桓武天皇Ⅱ」堂園 光子 会員です。

今回は、前回に引き続き、桓武天皇Ⅱをお話しさせていただきました。
桓武天皇の事績はあまりにも多く1回では話しきれませんでした。

桓武天皇の大方針は征討と造都です。
3回の征討を行い、3回目でやっと蝦夷の族長、阿弖流為と母礼を処刑することによって終わらせました。

また、この時代、最澄、空海という二人の天才によって新しい仏教が出現しました。
最澄は、天台宗の祖となり、空海は真言宗の祖となり後の日本の仏教の礎となりました。
(会員 堂園光子)
第2部は「京都の人神研究~御霊・顕彰・慰霊 それぞれの神々」横井 剛 会員です。
今回は「京都の人神研究 〜御霊・顕彰・慰霊 それぞれの神々(平安時代編)〜」を研究テーマとして、平安時代の人物が実際に祭神として祀られている旧山城国の神社の調査結果及び研究成果を発表しました。

人神の類別として、御霊系、顕彰系、慰霊系と分け、それぞれ論及しました。
御霊系は吉田兼満(1485〜1528)によって編纂された『神祇拾遺』記載の八所御霊の舎人親王・崇道天皇・伊予親王・藤原吉子・藤原広嗣・菅天神・橘逸勢・文室宮田麻呂が祀られているそれぞれの神社を考察。
発表では、主題を文室宮田麻呂とし、祭神として祀られていた京都府八幡市の茶ノ前石田神社を江戸時代の地誌から比定しました(現在は祀られていません)。

次に北野天満宮に祀られている多くの人神を道長の一族縁者・御霊・宗教芸能者の崇敬神・従者眷属に分け、護国系神社を除いたら、最も多くの人神が祀られており、人神の中心的存在であるとし、御霊・顕彰・慰霊を包括する神社であるとしました。
顕彰系は安倍晴明を祀った晴明神社をはじめ、現代の記念館的存在である神社の人神とし、それ以外の鎮魂(供養)するために祀られた人神を慰霊系して発表しました。異論がある平将門が祀られている京都神田明神は、京都では供養された人神として慰霊系としました。

当初は近代までの人神に対応する予定でしたが、平安時代の人物が多く、今回は平安時代編として、次回は中世から近代までの人神の研究発表をしたいと思います。(会員 横井 剛)
(広報部 岸本 幸子)