第146回研究発表会報告、吉岡 央(ヒロム)会員、岡田 英三郎 会員(25.10.9)
第146回研究発表会報告、吉岡 央(ヒロム)会員、岡田 英三郎 会員(25.10.9)
YouTube 期間限定 10月17日(金)から10月23日(木)午後5時まで
会員のみ限定公開
◆日 時:令和7年10月9日 午後1時10分~午後4時00分
◆場 所:ひとまち交流館 京都 3階
◆研究発表:1.「御池通 歴史物語」 吉岡 央(ヒロム)会員
2.禎子内親王(陽明門院)の生涯-摂関政治から院政の変革期を生きた人々- 岡田 英三郎 会員
◆参加人数:ひとまち 23名
第1部は、「御池通 歴史物語」 吉岡 央(ヒロム)会員 です。
現在の御池通は平安時代には「三条坊門小路」と呼ばれ、ランドマークである「坊門 (詳細不明) 」が朱雀大路との交差点東西両側に建てられ、道幅は12m・全長は4.5kmであったと云われている。また同小路は大内裏からも近く、朝廷の重要施設や貴族の大邸宅が軒を連ねた。
一方「御池通」の起源は諸説ありますが、同小路が南北間中央部を東西に貫いている神泉苑境内の「法成就池」を起源とする説や、旧 龍池小学校 (現 京都国際マンガミュージアム) 近くでその昔貴族の邸宅があり庭のその池から夜な夜な龍が出没したという説などがある。
歴史物語と云うと時代のスパンが長くなりますので、資料が比較的はっきりしている幕末から現在に至る話し (幕末御池通寺町付近の古地図・都心に残った貴重な木造建築・かつて御池通を走っていた路面電車の地図 等) をします。お楽しみに。
(吉岡 央(ヒロム) 会員)
第2部は禎子内親王(陽明門院)の生涯-摂関政治から院政の変革期を生きた人々- 岡田 英三郎 会員です。
わたくし的には、今回話題とした禎子内親王は、平安時代を生きた女性への関心の中で取り上げたものです。取り上げた時代の平安時代中期から後期(摂関政治から院政への移行期)は、比較的文献資料が多く残っているにも関わらず、研究者の間ではテーマとして取り上げられることが少ないようです。
従前の私の研究発表では、パワーポイントを使って、できるだけ絵を見て楽しんでいただくと意図を持っていました。今回は、人の動きを中心にした系図を矢用したので、私自身も戸惑いながらの発表でした。
配布させていただいたレジメには、その趣意を纏めてあります。(会員 岡田 英三郎)
(広報部 岸本 幸子)