第137回 研究発表会
第137回研究発表会
・9月11日(木 ) 13:10~16:00
場所 ひと・まち交流館 京都 3階 第4会議室
表 1.13:10~14:30
野津 隆会員
京(みやこ)の山林寺院を知ろう!!その2 檜尾古寺跡と安祥寺創建の謎とは?
吉祥山宝塔院安祥寺は9世紀に仁明天皇女御藤原順子(809~71)の発願により嘉祥・仁寿年間(848~53)頃に建立された寺で,唯摩会など国家的仏事が行われました。開基は入唐僧恵運(798~869)。
斉衡8(856)年,寺の北方50町がさらに施入され伽藍が建立されました。山上に位置する伽藍を上寺と呼びました。
のち勧修寺や高野山の支配が強まり,上寺は南北朝の兵火で焼失し,五大堂本尊などは東寺観智院に移されました。
上寺は何故この位置に作られたのか?安祥寺の境内(四至)は「北限所檜尾古寺」と記されており、近年檜尾古寺の遺構が明らかになりました。
藤原順子が選んだ場所についてその背景等を考察し、謎解きして参ります。
2.14:40~16:00
八木澤 哲雄理事
「平安時代の御霊会 ~そのはじまりから山鉾の登場まで~」
最初の御霊会は、貞観五(863)年に神泉苑で修されました。
これが現在の祇園祭となり、京都で行われているお祭りの原型にもなっています。
当初は神輿渡御が中心で、様々な芸能が奉納されました。
現在のような山鉾の登場は南北朝時代頃と言われています。
平安時代の祭りのかたち、その後の変遷を、最近の研究や公式記録、公家日記などから紐解いてみたいと思います。
参 加 費 無料 (会員外500円)
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