第29回 都草歴史探訪会~お地蔵さんめぐり その1 マップ完成記念「上善寺から廬山寺までのお地蔵さんを訪ねて」~(11.7.11)
2011.07.18
★上善寺地蔵
★上善寺
第29回 都草歴史探訪会~お地蔵さんめぐり その1 マップ完成記念「上善寺から廬山寺までのお地蔵さんを訪ねて」~(11.7.11)
◆日 時 :7月11日(月) 12時30分集合
◆集合場所:上善寺(鞍馬口)
◆参加費 :800円(拝観料含む)
◆参加人数:29名
◆コース :上善寺⇒天寧寺⇒西園寺⇒阿弥陀寺⇒十念寺⇒仏陀寺⇒本満寺⇒廬山寺
早めに梅雨も明け、こんなはずじゃなかったのに、と思わせる暑さでした。
小野篁が作り、清盛が配したといわれる六地蔵、第1番上善寺からスタートです。本来、深泥池にあったと言われますが、京の七口の鞍馬口がここなのです。彩色の美しい地蔵立像はおだやかな表情で、手からの五色の紐が我々と繋がります。
菊の御紋があちこちに見られる天寧寺では、天井裏から明智光秀のご位牌が出てきた、というサプライズのお話があったり、新品かと思うぐらい美しく修復された仏像の台座に光秀ゆかりの方の名があったり、と公表以外の情報が満載でした。
阿弥陀寺では清玉上人と織田信長の話などで弾みましたが、本尊の隣に祀られているお地蔵さんは湛慶作(?)と伝えられ、とても美しいお姿でした。通常非公開ですのでありがたくお参りさせていただきました。
日蓮宗の本満寺ではお題目を唱え、お話をお聞きしました。近衛家からのお寺で、牡丹の紋があちこちにありました。
廬山寺では、またまた明智光秀の名が出てきます。光秀の念持仏のお地蔵さんがここに秘仏として祀られているのです。光秀は謀反者として知られていますが、本来は織田家筆頭の切れ者だったのです。このあたりのお寺に対しても影響力を持っていたのですね。
暑いさなかではありましたが、知っているようで、そうなんだ、と新しい発見に心豊かになったひと時でした。
(記事:田村光弘専務理事)
★天寧寺地蔵
★天寧寺の額縁門
★天寧寺にてご住職よりサプライズのお話!!
★槌留地蔵(西園寺)
★阿弥陀寺
★お福地蔵(阿弥陀寺)
★織田信長・信忠の墓(阿弥陀寺)
★十念寺
★十念寺にて はちす
★十念寺地蔵
★十念寺にて アジサイ 「アナベル」♪
★廬山寺
★廬山寺にて解散となりました
【写真(お地蔵さん・額縁門・廬山寺): 林寛治監事】
(事務局 小松香織)