活動内容

?❛京都がたり❜茶話会 ?(2022.4.15)

?❛京都がたり❜茶話会 ?(2022.4.15)

 

長年京都のことを研究されてきた山本喜康会員から、その幅広い知識を会員の皆さんにお伝えしたいとのご要望があり、広い会場ではなく、少人数で語り合える場とのことで、まずは都草事務所で「❛京都がたり❜茶話会」を開催いたしました。

 

日時:令和4年4月15日

場所:都草事務所

参加者:山本喜康会員、他7名
 

山本喜康会員

 

山本喜康会員のご紹介:昭和10年生まれで、今年87歳。若い時から京都のあらゆることに興味を持って研究し、現在もさらに精察を加え纏めています。都草事務所の本棚にある通称「山本文庫」にも、その一部が納められています。

研究発表会では、第23回(2010.10.11)「知られざる京都ゆかりの人を語る」でリチャード・アーサー・ブラバゾン・ポンソンビー・フェイン(ロンドン生まれ、日本名は本尊美 利茶道)について、第90回(2017.10.27)「没後百年 中川重麗(四明)近代京都のダ・ヴィンチ」で、多岐にわたり目覚しい活躍のマルチ人間ぶりを発揮した中川重麗について発表されました。

また、NHKドラマ「丸竹夷にない小路」(BS2、2008年放送)に出演された際には、番組内で「路地(ろうじ)仙人」と呼ばれ、京都の路地や辻子についての広い知見を存分に披露されました。

 

冒頭、小松香織理事長から山本会員の紹介と茶話会を開催することになった経緯を説明、参加された会員も顔なじみの方が多く、初めから和やかな雰囲気で始まりました。
 

挨拶する小松香織理事長

 

茶話会

 
山本会員が魅力を感じた仁丹町名表示板の話から始まり、紙に書いて用意した地名の話で本題に入りました。紹介されたのは「京都郡(みやこぐん・福岡市)」「一口(いもあらい・久御山町)」などの難読地名。続いて「いもあらい」の由来と話は続きます。

難読地名

 
鉄道唱歌の歌詞に出てくる「鷺知らず」とは。同じように鳥の名前が出てくる「鷹知らず」「烏鷺戯(うろぎ)」とは。
 

鳥にちなんだ名前

 
「贔屓亀」「鯨幕」「椥辻」「柿落し」「落柿舎」「画竜点睛」「おじゃみ」「おぼむ」ラオ屋」「七五三縄」など、次から次へ出てきて話が尽きません。

「こけらおとし」と「らくししゃ」は文字が違います

  

由来は

最後は「筋壁」。御所や門跡寺院などでよく見られますが、元は壁の工法から生まれたもので、権威や格式を示すという話は俗説だという話で盛り上がり、あっという間の1時間30分でした。
 

山本さんの話にメモをとる参加者

 

(広報 須田信夫)

(写真 須田信夫)

 

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