第8回 都草研修バス旅行(犬山城方面)(2018,12,10)
第8回 都草研修バス旅行(犬山城方面)(2018,12,10)
11月27日(月)、第8回バス研修旅行に31名の会員が参加されました。
今回の目的地は愛知県犬山市、犬山城の城下町散策コースと茶室如庵見学コースに分かれ、その後合流して犬山城を見学しました。
定刻の8時30分より少し早く京都駅八条口アバンティ前を出発、バスは一路名神高速を愛知県へ。好天に恵まれ、バスの窓からは、雪化粧した比良山や遠く白山連邦、御嶽山、彦根を過ぎたあたりからは伊吹山が間近に眺められました。
渋滞もなく予定通り11時過ぎに名鉄犬山ホテルに到着、如庵見学が12時からのため、少し早い昼食を頂きました。
昼食後は犬山城の城下町散策コースと茶室如庵見学コースに分かれました。

如庵は、名鉄犬山ホテルの敷地内にあり、ホテルの正面を出てすぐ前、有楽苑の中にあります。織田信長の弟、有楽斎が作った茶室で、龍光院の密庵、妙喜庵の待庵とともに国宝に指定されています。
今回の見学では、如庵の中に入って直接説明を伺い、床の間の柱などに触れることができるなど、大変貴重な機会をいただきました。また、隣接する旧正伝院書院(重要文化財)では、織田有楽斎についてと、元々京都にあった茶室が、明治以降東京六本木、大磯、そして現在の犬山へと移築された経緯などの説明をしていただきました。


また、苑内の茶室弘庵で抹茶とお菓子を頂き、床の間の掛け軸や一輪挿し、正客から末客まで全ての茶碗の銘など、大変丁寧に説明していただきました。
なお、如庵はまもなく長期の改修で見学が出来なくなるとのことでした。
犬山城の城下町は、城から南に延びる本町通り沿い、尾張の小京都と呼ばれ、最近人気の観光スポットになっています。レトロな町並みが続き、中に入ると奥が深いところは京都の町並みにそっくりです。
犬山城は日本に5つある国宝の城の一つで、木曽川のほとり、小高い山の上に建てられた現存する日本最古の様式の天守です。天文6年(1537)の築城以降、数多の武将が城主となりましたが、元和3年(1617)、尾張徳川家の初代、徳川義直の傳役だった成瀬正成が城主となって以降、平成16年に財団法人犬山城白帝文庫の所有となるまでずっと、成瀬家が守ってきました。



犬山城は1階を改修中で、最上階(4階)以外は見学できなかったのですが、急な階段を上った甲斐があり、見渡す限りの絶景を眺めることが出来ました。
これで本日の行程は終了、予定通り15時30分に帰路につきました。

途中、若干の渋滞がありましたが18時30分前、無事京都駅八条口に到着しました。
ご参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。

(広報部 須田信夫)
(写真 須田信夫)