第85回歴史探訪会西部会 “紫”(18.10.17)
第85回歴史探訪会西部会
日 時:平成30年10月17日(水)13:00~15:45 晴れ
集合場所:興聖寺前
参 加 費:800円(非会員1,300円)
参加人数:64人(スタッフ8名・非会員6名含む)
コ ー ス:興聖寺~水火天満宮~大応寺・織部稲荷神社~妙覚寺墓地~後花園天皇火葬塚~紫明通り~
玄武神社~若宮神社~雲林院
「紫(ムラサキ)の地に歴史の栄枯の足跡を巡る」と題して10月17日催行。
紫(ムラサキ)は紫野や紫竹.紫明などを意識しての熊谷会員の腐心のネーミングでした。今回は、過去、公開を永くしていなかった織部寺・興聖寺がご住職の交代を契機に開かれた寺院として出発されたことで、興聖寺を中心に催しました。興聖寺には、平成15年(2003)山本喜康会員が、涅槃堂に、花の格天井画「四季花卉図」を描き奉納されており、その拝観の為、当初予定していたより多い、大勢の方々のご参加をいただきました。
参加人数64名。そのため、説明する場所などが手狭となった事や一部コースをカットするなどでご迷惑をおかけしました。
1)スタートに際して中島歴探部門担当理事による注意事項の説明がありました。
2)涅槃堂にて山本会員による自画の花の格天井画「四季花卉図」の描くに際して色々の工夫やご苦労があり、その説明がありました。
※涅槃堂に鎮座されておりました「勝軍地蔵」は愛宕神社の本地仏のお前立と伝わっています。
(本地仏は金蔵寺)

3)西田副部長の古田織部につて恒例の筆書き「大判彩色図画」による解説
4)高橋会員の曽我蕭白についての解説
5)ご住職のお話、一切経(海住山寺に伝わり興聖寺に保管)についてなど
※方丈の天井画雲竜図の作者は、ハッキリはしていませんが、祖的・法橋了琢の二人の名前が挙がって
います。
※左隅の達磨像は藤堂高虎の寄進です。

6)境内移動にて 藤袴の栽培状態見学、福岡会員らが栽培
7)古田織部及び蘇我蕭白墓所見学

8)水火天満宮へ移動 宮司より登天石などの説明と熊谷会員による補則説明

9)大応寺 織部稲荷神社参拝。切島会員の木娘の説明

10)妙覚寺墓地にて楽家累代墓所、狩野家累代墓所、味方家重墓 俊藤部長説明

11)後花園天皇火葬塚見学 熊谷会員説明
※後花園天皇の陵は、京北・常照皇寺内の後山國陵。
12)紫明通 琵琶湖疏水分線について・堀川・有栖川について 俊藤部長説明
13)玄武神社 恒例の「私が堂園です」のキャッチフレーズで真打・堂園副部長登場
14)若宮神社 堂園副部長が解説
15)雲林院 歴史について俊藤部長、歴史に現れる雲林院の文藝・詩歌(遍照・素性法師、源氏物語・賢木)などについて西田副部長の恒例の筆による「彩色大判図画」解説がありました。
(報告:俊藤靖西部会部長)
(写真:俊藤靖・熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)