わくわく俱楽部 祇園祭研究会活動報告(5)(18.8.8)
2018.08.16
わくわく俱楽部 祇園祭研究会活動報告(5)(18.8.8)
本日も『山鉾に描かれた動物たちを探そう』のテーマで「浄妙山」「月鉾」のスライドによる発表があった。
「浄妙山」は、巡行時には長谷川等伯親子の原画をもとに新調された懸装品『楓図』『桜図』が懸けられる。宵山では、以前に懸けられていた江戸後期に製作されたというイギリス製タペストリー『エジプト風景図』が用いられるという。
貴重な名品が実際に山に懸けられた状態で見られるのだ。ちなみにこのタスペリーではらくだの存在が確認できた。
動く美術館と言われる山鉾の中でもその代表とされる「月鉾」、やはり動物もたくさん発見され、アップされた画面から確認できた。軒桁の貝づくしの金具の中には、貝ばかりではなく、蛸やヒトデも存在していて面白かった。
祇園祭の期間において、実物は見学できたが、なかなか近くまで寄れず、動物を確認するのはむずかしかったようだ。
その後 芦田理事が作られたクイズ『唯一の山鉾孝』50問にみんなで挑戦した。たとえば
・唯一 白幣を掲げる鉾は? 答 長刀鉾
・唯一 桜をモチーフにする山鉾は? 答 黒主山
などといった問である。各山鉾にはそれぞれ他にはない特徴を持っているもので、クイズを通して学ぶことができた。
(報告:植村多賀子会員)
*おまけ*非売品の北観音山粽
(写真撮影:熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)