第142回都草美化活動~西雲院(金戒光明寺塔頭)~(H29.9.11)
第142回都草美化活動~西雲院(金戒光明寺塔頭)~(H29.9.11)

◆日 時:平成29年9月11日(月)午前10時~
◆場 所:西雲院(左京区黒谷町121)
◆参加人数:26名

当日,雲行きが怪しく蒸し暑い中,多数ご参加いただきまして有難うございました。
今回は初めて金戒光明寺境内の会津藩殉難者墓所(西雲院の管理)において,主に落葉の掃き掃除をさせていただきました。
作業終了後,西雲院本堂内において,橋本周現(はしもと しゅうげん)住職様からユーモアを交えながら,時には熱く語っていただきました。

本堂内での法話風景
- 法然上人(諱:源空,幼名:勢至丸)の生い立ちや教えのほか,この地で念仏を唱えておられた上人が紫雲光明を目にして芳香が漂い,この地で草庵を結び浄土宗を開かれた。その際に腰を掛けておられた石が「紫雲石」である。そして,江戸時代に西雲院の開祖,宗厳(そうごん)が金戒光明寺よりその紫雲石を受け継がれて当院を創建された。

・金戒光明寺の寺名の由来は,「紫雲山光明寺」の寺号に南北朝時代,後光厳天皇より賜った「金剛宝戒」の「金戒」を冠記されたことによる。

・幕末に同寺が京都守護職本陣となった理由は,軍が配置できる城構えを有していたこと,治安維持の司令塔となる立地にあったこと,及び約1000人の軍隊が駐屯できる広大な寺域であったことがあげられる。

・戊辰戦争に敗れた後,会津藩は賊軍の汚名を着せられたまま廃藩となり,寒冷地の陸奥国斗南藩に移封されて苦しい生活を強いられた。
・現在,毎年6月第二日曜日に当院において,京都会津会の主催で会津藩殉難者追悼法要が会津松平家当主ご列席のもとで盛大に行われている。

(次回美化活動のお知らせ)
9月26日(火)午前10時から上京区の清浄華院で行いますので,多数ご参加いただきますようよろしくお願いします。なお,雨天の場合,本堂の拭き掃除を行います。
報告者 :美化活動部 奥本 徹夫
写真撮影:奥本 徹夫 会員
(広報部 松井浩治)