活動内容

第63回都草歴史探訪会南部会 「ふたたび日野へ」(15.10.4)

第63回都草歴史探訪会 「ふたたび日野へ」~新しい発見 隠れた日野の史跡を巡る

◆日  時:平成27年10月4日(日) 晴れ 午後1時スタート
◆集合場所:地下鉄石田駅改札口
◆参 加 費:会員1000円 非会員1200円 
◆参加人数:59名(会員45名,非会員14名)
◆コ - ス:天穂日命神社⇒法界寺⇒えな塚⇒日野誕生院⇒正明寺⇒日野家御廟所⇒萱尾神社⇒恵福寺(解散)

日野のコースは,約5年前(平成22年2月)に訪れているため参加者が少ないのではないかと心配していたのですが,晴天にも恵まれて59名のご参加をいただきました。多くのご参加をいただいた要因としては,まず,あまり知られていない史跡に焦点をあて,非公開の寺院を加えたコースを組んだこと,日曜日に実施したこと,そのほかチラシを作成して機会ある毎に宣伝したことなどが考えられます。
ガイドの方法は,2斑に編成して酒井部長と伊藤副部長が先導して,各定点で5人の会員がガイドし,その他の寺院は拝観の際に住職さんからお話していただきました。

まず,日野家の菩提寺である法界寺の阿弥陀堂を拝観したほか,浄土真宗本願寺派の「正明寺」では念仏道場の名残をとどめた本堂を特別公開していただき,さらに,浄土宗の「恵福寺」では,ご本尊の阿弥陀如来像や丈六の腹帯地蔵など貴重な仏像を公開していただいた上,住職さまに同寺の創建や沿革のほか,昔から日野の地域には安産の信仰があったことなどを分かり易くお話していただきました。

法界寺 国宝の阿弥陀堂
法界寺 国宝の阿弥陀堂
薬師堂前にて伊藤会員よる説明
薬師堂前にて伊藤会員よる説明
恵福寺では光城崇道(たかみち)住職よりご説明がありました
恵福寺では光城崇道(たかみち)住職よりご説明がありました
恵福寺にて光城住職のお話を熱心に聴きいる会員の皆様
恵福寺にて光城住職のお話を熱心に聴きいる会員の皆様
丈六の腹帯地蔵
丈六の腹帯地蔵

また,地元出身の田中会員からは「日野の歴史とゆかりの人々」と題して日野の里の由来や郷土の歴史及び日野にゆかりの人たちについて解説し,そして,二間社流造の「天穂日命神社」では奥本副部長,親鸞聖人が使われたといわれる「産湯の井戸」,へその緒を埋めた「えな塚」,「日野誕生院」及び「日野家御廟所」の各場所では山下会員,存覚上人開祖の「正明寺」では本堂内で,石井会員から存覚上人が父・覚如上人から義絶された経緯や、誕生院ができるまでは歴代門主が毎年2回,御廟所への参詣の折に休息のために当寺を立ち寄られた際,その対応に大変ご苦労されたことなどをお話しました。さらに,日野村の産土神で,江戸時代までは法界寺の鎮守社であり,珍しいキリシタン燈籠(マリア燈籠)がある「萱尾神社」では松若会員が各定点で案内させていただきました。

天穂日命神社参道前にて奥本会員より説明
天穂日命神社参道前にて奥本会員より説明
日野誕生院、えな塚前にて地元出身の田中会員より説明
日野誕生院、えな塚前にて地元出身の田中会員より説明
誕生院にて山下会員より説明
誕生院にて山下会員より説明
正明寺入口
正明寺入口
正明寺本堂と案内の石井会員
正明寺本堂と案内の石井会員
萱尾神社
萱尾神社
萱尾神社の珍しい織部灯篭前にて松若会員より説明
萱尾神社の珍しい織部灯篭前にて松若会員より説明

ところで,今回,訪れた日野の史跡は一部でありましたが,ご参加いただいた方々には,日野が歴史的に奥深い地域であることを認識されるとともに,それぞれに新しい発見をしていただいたと思います。

歴史探訪南部会 部長 酒井 源弘 

(写真撮影:小松香織会員・熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)

おまけです・有志3人は方丈石まで行ってまいりました
おまけです・有志3人は方丈石まで行ってまいりました
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