第62回 都草歴史探訪会 東部会「まだまだあります 御苑の史跡Pー1」(15.9.18)
第62回 都草歴史探訪会 東部会「まだまだあります 御苑の史跡PART-1」(15.9.18)
日 時:平成27年9月18日日(金) 晴れ
集合場所:閑院宮邸跡前
参 加 費:会員600円 非会員800名
参加人員:53名(うち非会員8名)
コ ー ス:閑院宮(展示室)→宗像神社→九条邸跡(拾翠亭)→賀陽宮邸跡(貽範碑)→凝華洞跡→建礼門→建春門→
土御門第跡→高台院殿跡→有栖川宮邸跡→桜町→博覧会場跡→鷹司邸跡→堺町御門(解散)
秋晴れのすがすがしい朝になりました。昨日の土砂降りは何だったのでしょうか。毎週日曜日の定例の御苑歴史散策ツアーの二番煎じと思われ、参加者が少ないのでは…と心配したのですが、52名と多くの方が来てくださいました。また御苑担当の方々も多く見えられ、我々の案内で満足していただけるか不安でもありました。
御苑内はマイクが使えず、声が届かないといけないという事で、4班体制にしました。今回は南半分をパート1として、ゆっくり巡ります。
まず閑院宮邸跡からスタート、公家の邸宅跡を見学しました。拾翠亭では、丁子七宝や石垣貼りの話、2階からの九条池にうつる木々がとてもきれいでした。
宗像神社の大きなクスノキに巣をつくるアオバズクの親子の写真、とても可愛く、本物が見たいという声がありました。なぜか毎年、祇園祭の後祭りの頃には巣立つそうです。
貽範碑や凝華洞の話は通常のルートでは出てこない話だけに、皆様興味深く聞いてくださいました。桜町や博覧会跡のように、立札だけの場所もありましたが、建礼門や道喜門、建春門のように、ヴィジュアルなところの探索も多く、御所水道のように昔の写真を沢山示され、一層理解が進みました。一味違う御苑の魅力が多かったので、楽しかったようです。
最後は堺町御門でした。大河ドラマとリンクして、皆様の関心度も高く、九条邸と鷹司邸あたりの戦いを思い浮かべられていました。意外と御苑をゆっくり歩いたことがないという方が多く、緑がまぶしく、まだ百日紅の花も咲いている素晴らしいロケーションで、続きも是非期待したいという声をたくさん頂いた探訪会でした。
(歴史探訪会東部会副部長 広瀬俊子)
(写真撮影:熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)