活動内容

第18回都草歴史探訪会~藤原氏のゆかりを洛東にたずねて(10.3.15)

第18回都草歴史探訪会~藤原氏のゆかりを洛東にたずねて(10.3.15)

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勝林寺

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涅槃図と雲龍図

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兼実廟参道

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東司前での案内風景

◆日時:3月15日(月) 午後12:30~

◆集合場所:萬寿寺前(東大路通 第一日赤病院の向い)

◆コース:万寿寺~退耕庵~勝林寺~東福寺法堂(仏殿)~三門~兼実廟~東司~禅堂

◆参加者:40名

◆案内:東部地区担当

お彼岸も近づき、涅槃図が公開されている東福寺を訪ねました。 

東山日赤病院の前にある万寿寺に集合。かって京都五山のひとつとして栄えた万寿寺は、今は東福寺の塔頭として九条通りの北にひっそりと佇んでいます。それでも東福寺境内に入ると、退耕庵の斜め向かいに万寿寺の仁王門があり、昭和10年九条通り拡大によって分断されるまでの広大な境内が過去の歴史とともにしのばれます。                                      

安国寺恵瓊が再興した退耕庵では小町百歳の井戸、小町の文を納めた玉章地蔵など小町伝説に思いをはせ、さらに奥の「東福寺の毘沙門堂」勝林寺へ向かいました。 ここの本尊毘沙門天は、東福寺仏殿天井から発見されたという数奇な運命をもち、常は公開されておらずこの日私達のために特別にご開帳いただきました。                      

次に訪れた同聚院の本尊不動明王は、道長が法性寺境内に建てた五大堂の中尊と伝えられ、定朝の父康尚の作とされる丈六の堂々たるお姿でした。裏の墓地にはモルガンおゆきの墓もありました。 

東福寺仏殿では明兆作という猫の描かれた15m×8mの「釈迦大涅槃図」と堂本印象の「天井画雲龍図」を見学、さらに可憐な梅の花咲く参道を通り、九条家の祖兼実廟前では藤原家千余年の歴史に耳を傾けました。                               

その後、東福寺の伽藍面といわれる三門、東司、禅堂を廻り、東福寺の奥深い歴史に触れる有意義な半日を終えました。

(林副理事長寄稿 HP運営委員会吉見)

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