活動内容

京都学・歴彩館府民協働連続講座 第10回都草講演会(2022.6.19)

京都学・歴彩館府民協働連続講座 第10回都草講演会(2022.6.19)

 

日時:2022年6月19日(日)

場所:京都府立京都学歴彩館大ホール

講演:元京都市歴史資料館研究員 宇野日出生先生

第1部:門跡寺院のひみつ
第2部:私の京都研究

参加者:224名

6月19日(日)京都学・歴彩館大ホールで第10回都草講演会が開催されました。

第10回都草講演会

講演は昨年京都市歴史資料館を退職された元研究員の宇野日出生先生にお願いいたしました。宇野先生は現在、小槻大社・小汐井神社宮司や同志社大学・京都女子大学・京都橘大学で教鞭を取られています。
 

講演前、客席で待機する宇野日出生先生

第1部は「門跡寺院のひみつ」。岩倉にある実相院門跡についての講演からは、本格的な古文書調査に携わってこられた宇野先生だからこそ知り得たお話を伺うことができました。また、第1部の後半では実相院や古文書などの写真を見ながら解説をしていただきました。
 

講演する宇野先生
第1部の後半は写真の説明

実相院文書を調査することによって、足利将軍家の直系は15代将軍義昭の孫の代で途絶えたことが初めて明らかになったという大きな成果があったそうです。朝廷との関わりが深い門跡寺院の華やかな一面と、その華やかさを支える別の一面という光と影のお話を伺っているとあっという間に90分が経っていました。
 

講演会会場
講演する宇野先生

 

 

第2部では「私の京都研究」と題して、林屋辰三郎先生とのご縁から京都市史編纂所で『京都の歴史』『史料京都の歴史』を執筆、編纂に携わられた頃から、退職されるまでの約40年間の在勤中に、特に心に残っていることを挙げていただきました。後に重要文化財に指定された上賀茂神社や八瀬童子等の古文書調査。遷都1200年事業のひとつとして製作された京都アスニー所蔵の平安京模型とそれをもとにした「平安京図会」の作成。そして、行政の枠を超えた企画展をつぎつぎと開催など、いずれもスゴいという一言しかありません。また第2弾を願ってやみません。                (副理事長 松枝 しげ美)
 

受付

(広報 須田信夫)

(写真 須田信夫)

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