活動内容

第17回都草歴史探訪会~ゆっくり歩こう 早春の日野路~(10.2.20)

第17回都草歴史探訪会~ゆっくり歩こう 早春の日野路~(10.2.20)

◆平成22年2月20日(土) 12時30分 地下鉄石田駅 改札口集合 

◆晴天 参加者43名   
◆案内 南部地区担当
◆コース 地下鉄石田駅~法界寺~日野誕生院~平重衡墓~一言寺~善願寺~醍醐寺 
  陽射しも穏やかな早春の午後、最初に日野の里法界寺を訪れました。
 法界寺は藤原北家の流れを汲む日野家の菩提寺であり、ご本尊薬師如来は乳薬師として親しまれています。定朝様式を伝える豊麗円満な阿弥陀如来のお姿や内陣の天女の壁画、四天柱に描かれた曼荼羅図などに優美な藤原文化がしのばれました。
隣の日野誕生院は親鸞聖人誕生の地で、親鸞6歳の青銅像があり、親鸞産湯の井や胞衣塚も残されています。
鴨長明ゆかりの方丈石への道を右に見て、在所を抜けると平重衡の墓へ出ます。
 重衡は囚われの身として奈良へ向かうとき、日野に身を寄せていた北の方大納言佐殿とここで最後の別れを惜しみ、その後木津で斬られてこの地に葬られました。
 一言寺は醍醐寺の塔頭で阿波内侍開創と伝えられています。本尊千手観音は秘仏ですが、本堂に安置された阿波内侍のふくよかな像を特別に拝することが出来ました。一言寺では願い事はひとつだけ念ずれば叶えられるとのことです。
 善願寺のご本尊は、平安朝後期の定朝様式を伝える丈六寄木造りの地蔵尊です。そのおおらかなお姿は腹帯地蔵として多くの安産信仰を集めています。               また、小野小町が深草少将の百夜通いを榧の実で数え、志し果たせず少将が亡くなったとき、近隣にその実を撒き、それが育ったとされる榧の木が境内にあります。樹齢1000年を数えるこの樹には、昭和30年頃西村公朝が生木に刻んだ不動尊が祀られています。
その後醍醐寺まで歩き解散しました。
140-日野誕生院 101.jpg日野誕生院にて
141-醍醐寺118.jpg醍醐寺にて
142-平重衡塚.JPG
平重衡塚
(副理事長 林)
 
 
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