活動内容

第199回都草美化活動~善法律寺~(R3.12.17)

第199回都草美化活動~善法律寺~(R3.12.17)

本堂(京都府指定文化財 江戸前期)

◆日  時:令和3年12月17日(金)午前10時~

◆場  所:善法律寺(八幡市八幡馬場88-1)

◆参加人数:25名(都草会員21名,やわた観光ガイド協会々員4名)

 

昨夜から寒冷前線の通過により早朝まで雨が降っていましたが,その後,天気が回復し,やわた観光ガイド協会の方々とともに清掃活動を実施することができました。

事前説明

あらかじめ松浦住職さまが庭園内や本堂周辺の落葉をブロアーで集めていただていましたので,ブルーシートに集めて次々と本堂の裏山に運ぶことができました。

清掃風景①
清掃風景②
清掃風景③
清掃風景④
清掃風景⑤
清掃風景⑥
清掃風景⑦
清掃風景⑧
当日の成果

 
約1時間の作業の後,本堂内において内陣中央の高御座に安置されたご本尊(八幡大菩薩像)をお参りさせていただき,住職さまから当寺の由来や文化財について詳しくお話していただきました。

当寺は律宗の総本山唐招提寺の末寺であり,石清水八幡宮の検校であった善法寺家(菊大路家)の善法寺宮清が建立された寺院である。また,宮清の孫娘・良子は足利義満の母であったことから足利氏と大変ゆかりのある寺院であり,良子から善法寺家の菩提寺である当寺へ寄進された多くの紅葉の木は現在も美しく茂っており「もみじ寺」といわれている。

ご本尊の八幡大菩薩像(平安時代作,八幡市指定文化財)は大安寺の僧・行教が宇佐八幡から八幡神を勧請され石清水八幡宮で祀られていたものと伝わっており,明治の神仏分離の際に当寺に安置された。左手で宝珠をささげ,右手で錫杖を持たれており本来は地蔵菩薩であったとみられる。

その他,愛染明王像(鎌倉時代作,八幡市指定文化財),不動明王像(鎌倉時代作,同市指定文化財),宝冠阿弥陀如来像(南北朝時代作,同市指定文化財),地蔵菩薩像(平安時代作,同市指定文化財)などの文化財について詳しくお話していただきました。

また,本堂(京都府指定文化財)は石清水八幡宮の旧社殿の材料を使用したと伝わっており,建物の周囲には高欄付の縁が廻らされ,堂内にも神仏習合の名残が色濃く残っている。

境内の本堂前には男山にあった四十八の坊舎の一つである「大西坊」の復興を行った覚運(かくうん)の墓塔がある。覚運は大石内蔵助の養子であり,赤穂浪士の討ち入りに助力したと伝わる。なお,この墓は,近年,現在のご住職が当寺の墓地で発見されたものです。

大西坊 覚運(大石内蔵助の養子)の墓塔

最後に,本年最後の清掃活動になりましたが,ご参加いただきました皆様には御協力いただきありがとうございました。来年も実施の際は十分な感染防止対策をとって行いますので,ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

 

(次回美化活動のお知らせ)

新年1月19日(水)午前10時から平安神宮において第200回目の清掃を行いますので,多数の参加をよろしくお願いいたします。なお,雨天の場合(降水確率70%以上)は中止させていただきます。

 

                     報 告 者 :美化活動部 奥本徹夫
                     写真撮影:  同   岡本正二 奥本徹夫
                         (広報部 松井浩治)

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