活動内容

わくわく俱楽部 祇園祭研究会活動報告(11)(19.7.11)

わくわく俱楽部 祇園祭研究会活動報告(11)

日時:令和元年7月11日(木)15:00~17:30
場所:菊水鉾 鶏鉾 月鉾 函谷鉾 長刀鉾 放下鉾 船鉾
参加者:19名(わくわく俱楽部会員以外2名)

細かい雨が降りしきる中、菊水鉾真木上げの見学をいたしました。

ウェブサイトより

真木上げの前には、榊に紙垂(しで)をつけさせていただきました。


町内の人たちだけで行う鉾もある中を、菊水鉾では、見学に訪れた人々に、体験させてもらえます。私共も、厄落とし、そしてこれから1年の無事を祈ってつけさせていただきました。
真木上げの前には、真木が塩とお神酒で清められました。その際には口に榊の葉を加え神様に息がかからないようにされておられました。



鉾全体に神が宿るといわれます。その中でも真木が一番神聖な部分といえるのでしょう。
菊水鉾の真木上げは、静かに厳かに行われていきました。

倒されていた鉾が建ち上がるごとに透かし彫りの菊の花の鉾頭が頭上高く小さくなっていきました。真木の長さを改めて感じました。ビルの高さをはるかに超えて、そびえて見えました。
また、室町通はいつもより狭く思えました。起き上がっていく途中では、張り出した榊部分が架線に当たり、自分がつけた紙垂が落ちてしまうのではと、皆で はらはらして見ておりました。
無事に真木上げが完了いたしました。

鉾頭の菊


本日も前回の例会でお話をお伺いいたしました大森様にお越しいただきました。
菊水鉾では、小屋根・天王人形・天王台部分を合わせて御殿と呼ぶと教わりました。
また、この鉾建ての場所は、以前存在していた『室町会館』の前だとお話されました。
菊水鉾は、元治元年(禁門の変)の火災で焼失して88年ぶりの昭和27年に再興した鉾です。鉾の復活には、松本元治さんのおかげが大きかったといいます。松本元治さんとは、菊水鉾の町内に住み、『室町会館』という繊維問屋を営み、財を成した人です。
あくる日12日の曳き初めの後は会所前、鉾建ての場所より北に移動して建ちます。

その後、長刀鉾はじめその他の鉾を巡り、芦田さんの解説とともに、それぞれの鉾の縄がらみの様子を見比べました。

本日の参加者(一部です)

(報告:植村多賀子会員)
(写真:熊谷喜輝)
(広報部:熊谷喜輝)

 

 

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