活動内容

第81回歴史探訪会西部会「樫原(山陰)街道を行く」(18.4.20)

第81回歴史探訪会西部会「樫原(山陰)街道を行く」

日 時 平成30年4月20日 12:30阪急桂駅集合 13:00 スタート
参加者 47名

                                                                                                         西部会部長 俊藤 靖

阪急桂駅から本願寺の開祖、覚如の眠る、本願寺西山別院(久遠寺)から西岡の国人領主であった革島氏ゆかりの場所を廻り、樫原(山陰)街道の幕末の諸跡や玉村家住宅(樫原本陣)を中心とした西京樫原界わい景観整備地区・街道の町並みを歩き、三の宮神社から樫原廃寺へと、約8000歩・約4キロを散策探訪致しました。

*最初に桂ゆかりの桂女の歴史・風俗や由来を描いた、西田さん製作の恒例の絵巻が披露され詳細な解説あり。

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*本願寺西山別院では、かつてない大勢のお坊さんに丁寧な応接を頂き、流石、本願寺と感服。
*覚如や本堂について本願寺最古の建築物(元本願寺阿弥陀堂)である事や内陣の天井絵など詳しく説明を受ける。

本願寺西山別院副輪番・内本隆宏様
本願寺西山別院副輪番・内本隆宏様
天井画・天人図・作者不明
天井画・天人図・作者不明

*特別に覚如上人の陵墓(大樹が陵墓を覆う)を見学参拝。覚如上人の伝記「慕帰絵」「49歳で19歳の善照尼を娶る」などを説明。

背面が陵墓
背面が陵墓

*三宮神社にて「私が堂園です」のフレーズで始まるいつも楽しい堂園さんの登場で神代の話がスタート、祭神「うがやふきあえずの命」の解説。

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*革島春日神社・革島城跡にて中世の武将に詳しい熊谷さんが亀岡―樫原―京都の地縁により明智光秀に組し、領主の地位を失った革島氏の歴史を語る。

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革島城公園
革島城公園

*冷聲院では、吉村さんが江戸期、義理の父母に孝行を重ねた儀兵衛が修身の教科書に載る経緯や、顕彰碑の碑文を揮毫した、東郷平八郎について、詳しく紙芝居で解説。

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*嵐山大堰川から導入された灌漑用水沿いを歩き、物集女・樫原両街道が交差する「札の辻」から樫原(山陰)街道へ入り、勤皇志士受難地・小畑川・小泉仁左衛門邸跡・郷蔵。龍淵寺・西京樫原界わい景観整備地区の中心玉村家住宅(樫原本陣)を歩く。

龍淵寺 辻のお地蔵さん
龍淵寺 辻のお地蔵さん
樫原街道
樫原街道
玉村家住宅(本陣)
玉村家住宅(本陣)
公民館前にて
公民館前にて

図1

*札場にて北垣国道の馬車道の開削(芋峠の切通・老いの坂トンネルなど)難工事かあった。
*もう一つの三宮神社にて堂園さんによる「酒呑童子は、小式部内侍の歌は、大枝山か大江山か」などの話があり。
*だるま商店による拝殿天井絵(酒呑童子・素戔嗚尊・蛤御門の変・勤皇志士)、伊勢神宮下賜の本殿あり。

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拝殿天井図・禁門の変
拝殿天井図・禁門の変

*国の史跡で八角三重塔の基壇の残る、樫原廃寺では高橋明さんによる詳細な白鳳期建立という寺院の伽藍配置等について、他の廃寺も含めて解説あり。

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三重塔跡にのぼる
三重塔跡にのぼる

(写真:須田清司・熊谷喜輝)
(広報:熊谷喜輝)

 

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