活動内容

第14回文化交流会「暗闇の奇祭‘あがた祭’って?」(15.6.5)

第14回文化交流会「暗闇の奇祭‘あがた祭’って?」

鳥せい本店にて集合写真
鳥せい本店にて集合写真

 

第14回文化交流会「暗闇の奇祭‘あがた祭’って?」が下記の通り開催されました。

日 時  平成27年6月5日(金) 午後7時 スタート
場 所  京都・伏見神聖酒造 鳥せい 本店(夕食)
参加費  3,500円 
参加人数 10名
スケジュール 
            19:00 鳥せい本店にて夕食(お弁当)
              酒井源弘歴探南部担当部長より「あがた祭」のレクチャー
          夕食後 宇治に移動
    23:00 宇治神社御旅所 御旅所出発 梵天渡御                           
    24:00 県神社 渡御の儀
     1:00 御旅所 着御の儀
               県神社 還幸祭 
               散会
第14回文化交流会は、「暗闇の奇祭」として知られます「あがた祭」を見届けるということで、深夜、梅雨寒の雨の中、宇治にまいりました。
ハイライトを飾ります梵天渡御は、県神社と県祭奉賛会で別々に実施されました。時間差がありましたので、有名な「ぶん回し」「横ぶり」等、どちらの渡御も見届けることができました。
県神社での、暗闇の中警蹕だけが響き渡る神移しの秘儀 は本当に厳かで 、参加の会員の皆様も大変感動されていました。
 還幸祭の後、梵天の奉書が護符として参拝の方々に授与されました。
 深夜の文化交流会でしたが、皆様のご協力もあり無事催行ができましたこと、心より御礼申し上げます。 ありがとうございました。
                      報告:文化交流部会担当理事 小松香織

鳥せい 酒井歴探南部長からレクチャー
鳥せい 酒井歴探南部長からレクチャー
県祭奉賛会 御旅社前の梵天渡御
県祭奉賛会 御旅社前の梵天渡御

 

県祭奉賛会 梵天渡御
県祭奉賛会 梵天渡御
県祭奉賛会 梵天渡御2
県祭奉賛会 梵天渡御2

 

県神社 梵天奉納所のようす
県神社 梵天奉納所のようす
県神社本殿
県神社本殿

 

県神社 梵天アップ
県神社 梵天アップ

 

県神社 梵天渡御
県神社 梵天渡御
県神社あがた祭 梵天 「ぶんまわし」
県神社あがた祭 梵天 「ぶんまわし」

 

第14回 文化交流会「暗闇の奇祭‘あがた祭’って?」に参加しました。
別に「お祭り好き」の訳ではないですが、祭は深夜に催行され、交通手段の関係上、中々見ることが難しいと聞いて、私ども夫婦、多分、いの一番で申し込みました。
しかし、当日、晴れ男を自任する私でしたが、負けました。昼過ぎから雨。
「この雨では、見学中止。酒井さんの説明を聞いて、その後、鳥せいで飲み会だ!!」とひとりで決めつけました。自宅を出る際、万一催行されるかも知れないので、念のため、雨具を持ったのが後程、幸いしました。
ご存じ神聖の「鳥せい」に着いて「当然、(あがた祭に)行きますよ」と言われてビックリ。折角とり清に来たのですが、催行されると聞いて飲みたい心を抑えました。しかし、酒井部長の「伏見は酒が美味しいです。是非、飲んで行って下さい!」との強いお勧めに従い、ついつい一杯だけ飲ってしまいました。ウーン。流石、伏見のお酒は美味い!
食事を摂りながら、酒井部長からあがた祭の由来・概要や分裂の経緯を説明していただきました。奉賛会の成り立ちの背景が初めて理解できました。
9時過ぎから宇治へ移動。縣通りや新町通りはごった返すと事前に聞いていましたが、この雨で客の姿はまばら。屋台のオニーサン、オネーサン方は諦め顔で片付けに入っていました。
最初に縣神社を参拝。渡御の用意はしてありましたが、あまり「祭」の熱気は感じませんでした。
続いて、奉賛会側の拠点である宇治神社御旅所へ向かいました。こちらはと言えば、半纏を羽織った体格の良い男衆だらけ。お祭りtasteプンプンでした。しかし、観客に対してあまり排他的ではなく、質問すると、言葉を選びながら優しく答えてくれました。
11時定刻に、奉賛会の梵天と雄獅子の出御。周囲の明かりが消された形跡は全くありません。ストロボもバシバシと焚かれます。
男衆にかつがれた梵天と獅子神輿の周囲に関係者や観客の輪。更にその外周には警官の輪。二つの二重円がしずしずと計画道路を渡御します。獅子が鈴を咥えていますが雨除けのビニールが掛かっているため、鈴の音がくぐもっていて心無しか獅子も淋しそう。
御旅所前やJR宇治駅前、宇治橋西詰などで『振り』『ぶん回し』が披露されました。極めて整然として破綻の気配すらありません。少々期待外れ。
そろそろ、神社側の出御の時間が迫ってきたので、再び縣通りを通って神社へ向かいました。境内は明かりが消され真っ暗で、何やら楽器の音が漏れて来ました。神移しの儀の最中です。
神社周囲は町中なので日中見てみると木立ちは左程、茂っていないでしょうが、今は夜気と草木の匂いに包まれ、あたかも深い森の中に居るような錯覚を覚えました。森閑としたあたりに神職の祝詞がかすかに聞こえます。無論、ストロボを焚くような不届き者はいません。非常に厳かな雰囲気です。これぞ、祭です。
午前0時に出御。こちらは梵天だけの渡御です。鳥居をくぐってから、わずか15m先のT字路で『振り』『ぶん回し』の披露。奉賛会と比較すると、まだ、所作がこなれていないのはご愛嬌か。
午前1時につつがなく還幸。全ての神事終了後、梵天に付いていた奉書紙が配られました。この年齢で良縁・安産のお守りを頂いても仕方無いですが、有難く頂戴致しました。
自宅に帰って夫婦で飲みながら今日一日のことを振り返っていたら4時になっていました。皆様、お疲れ様でした。ぐっすりとお休み下さい。                                                                           (報告:高橋浩次会員)

県神社 梵天の奉書安産のお守り 撤下
県神社 梵天の奉書安産のお守り 撤下

 

(写真撮影 小松香織会員)
(広報部 熊谷喜輝)

 

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