ー元月輪小の石柱に「不」の印ー (京都新聞掲載記事について)
ー元月輪小の石柱に「不」の印ー (京都新聞掲載記事について)
3月5日の京都新聞朝刊に、「明治期の測量記号残る」ー元月輪小の石柱に「不」の印ーの記事が掲載されました。都草メンバー発見と書いてもらいましたが、この「発見」のきっかけとなったのは、伊東宗裕先生の古文書講座でした。
伊東先生は長年都草で古文書講座を開いていただいていますが、毎回、講義の枕に色々なお話をしてくださいます。このお話の中で、明治の測量に使われた「几号高低標」が自宅の近くにもあることを知りました。
興味を持ってインターネットで調べると「洛中洛外虫の眼探訪」というブログに、この高低標が自宅のすぐ近くの三ノ橋にもあったが、今は失われたと書いてありました。
「それなら小学校に置いてある」
このことは地元の者しか知りません。小学校に見に行ってみると高低標の部分は埋まってしまっていましたが、このあたり、と目星をつけた部分を掘ってみると無事残っていました。
小学校に保管されるようになったいきさつを関係者にお聞きすると、色々な方のご尽力で保存がかなったことがわかりました。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://youryuboku.blog39.fc2.com/
http://youryuboku.blog39.fc2.com/blog-entry-127.html
根元を掘り返したままにしていたので、周辺の整備を京都市文化財保護課の担当者にもお願いしましたが、予算の都合でむつかしいとのことでした。今年になって自治会の方がきれいに整備してくださったので、知り合いの京都新聞の記者に話したところ、思いもかけず大きな紙面にして頂き、びっくりしているところです。
見出しに「都草メンバー発見」と書いてもらったので、都草の宣伝に少しでも役立ったかなと思っています。
都草会員 武富幸治
(HP委員会 熊谷喜輝)