活動内容

第11回 都草文化交流会~京都市無形文化財指定「花背松上げ」鑑賞報告

 第11回 都草文化交流会~京都市無形文化財指定「花背松上げ」鑑賞報告

 

 

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★集合写真 春日神社前にて

 8月15日花背の松上げは、参加していただいた皆様の思い出をたくさんつくり、無事終わりました。たくさんの方と一緒に楽しめたことに感謝しています。
 思い返せばこの企画が始まった時には何人の方が申し込んで頂けるのだろうかととっても不安でした。お盆でそれぞれ予定もあることでしょうし、夜の行事に参加してもらえるのかマイナスのことばかりが浮かんできました。
蓋を開けると、あまり時間をかけずに定員となり企画に知恵を絞りました。文化部員の数回の集まり、下見と計画が進んできました。夕方の行事にどうして昼から行くの?と思われたことでしょう。この伝統行事をただ見物するだけではなく、火祭の歴史とその生活を少しでも体験していただきたかったのです。

山歩きをしていただいた方には山の現状をお話していました。魚つかみの方には生きている魚を自分で捕まえて食べていただき、生き物の命を頂いていることを実感していただけたと思います。お風呂の方は木の香りが残っている湯船で寛いでいただきました。少しの時間でしたがここが京都市左京区であることを忘れて異空間で楽しんでいただけたことと思っています。

 都草ならではの行事として楽しんでいただけたらこんなに嬉しいことはありません。(会員 久山 多代子)
 

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★炉籠木の準備

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★魚つかみ
 

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★生き物に感謝
 

~花背松上げバスツアーに参加して~

 8月15日曇り空の中41名が参加13時に花背に向けバスは出発。14時に花背に到着。休憩後河原の松上げ準備を横目に、全員で春日神社に参拝と公民館の準備作業を見学。
その後OPの三コースに別行動。時々小雨の中31名が散策コースに出発。途中炭焼き小屋見学と約1時間の山道散策。戻る頃には河原中央に高い「炉籠木」と周囲を千本の「地松」。
17時夕食後松上げのビデオを見、愛宕信仰の「松上げ」が約300年の伝統行事であることを学習。
20時前再度春日神社へ。代表が祝詞後種火を松明に点火、男衆2名の松明に火受け神事。代表は提灯を男衆2人は松明をかざして公民館へ。
公民館で火受け神事後約50人の男衆が松明を手に松上げ会場へ。手分けして地松へ点火。幻想的な風景。時は既に21時過ぎ。準備の終えた男衆が手造りの上松を回転させほり上げる。
10分頃上松が炉籠木へ。歓声と拍手が起こるが燃え上がらず。20分頃バスに戻る。

30分に駐車場を出発し、橋を渡る時炉籠木は倒れていた。途中大雨が降り、1時間後の22時30分頃無事到着。その頃は小雨になり、各自家路に向かった。貴重な見学・体験でした。(会員 島森 雅教)

 

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★山道散策

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★久山会員より林内学習

 

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★午後17時夕食

 

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★館長よりご挨拶

 

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★献酒

 

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★夜の8時

 

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★腰に下げているのが上げ松

 

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★種火を松明に点火

 

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★男衆が松明を手に松上げ会場へ

 

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★河原に立つ約1000本の地松に次々に点火

 

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大籠めがけ上げ松、投げ上げ!
 

今回は久山会員が中心になって企画運営していただきました。(文化交流会より)

 

写真:アルパルスラン・オヌル、熊谷 喜樹、岸本 幸子

(事務局 岸本幸子)

 

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