活動内容

第3回 都草研修バス旅行~姫路城・鶴林寺・浄土寺~(13.12.3)

 

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  ★菱の門 桃山時代の優雅で豪華な城門

 

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 ★世界文化遺産 国宝 姫路城 乾小天守を見上げる

 

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 ★最上層の大屋根を間近に見学ができます 真っ白い漆喰が美しい!

 

 第3回 都草研修バス旅行~姫路城・鶴林寺・浄土寺~(13.12.3)

第3回 都草研修バス旅行に寄せて
★☆播磨の名城と名刹を訪ねる☆★
 
 今回は出発時間を早め7時20分に京都駅南口バスターミナルを予定通り播磨地方へ向け出発。
まず向かったのは、世界文化遺産・国宝である姫路城。現存最大、最高の天守でその美しい姿から白鷺城と称された。
 昭和39年に根本修理されて以来、約50年振りに漆喰壁の塗り直しや、屋根瓦の葺き直しを中心に5年をかけて行われている。「今を逃せば真近で大天守を見るチャンスは無い」との思いからエレベーターで最上層へ。
垂木の上に野地板を張り、その上に土居葺き(厚さ3~6ミリの杉、椹を使用)を行うといった丁寧な仕事ぶり。また、瓦についても8万枚のうち2割に当たる16000弱を取り替え、瓦留めをし、目地漆喰を施すといった最高の仕上げに各々が感動。この完成により自然災害の猛威から城が守られ築城時そのままの美しい姿で安心して次の世代へ引き継ぐことが可能である。また、最上層(約100メートル)から南に目をやれば姫路市周辺のみならず淡路島、家島諸島まで遠望できる大パノラマにウットリさせられた。
 各々に好古園を散策した後、昼食場所であるホテル日航姫路へ足を運びカジュアルランチバイキングに舌鼓をうちながら各テーブルで話に花が咲いた。それにしても皆さんの食欲のすごさに少々びっくり仰天。まあ料理が美味しかったこともありましたが・・・。
 お腹が大きくなって大満足したあとは、次の訪問地である鶴林寺(加古川市)へ向かった。
到着後、仁王門、三重塔をバックに全員で記念写真におさまり直ちに境内へ。聖徳太子開基の伝承を持つこの寺院は平安時代建築の太子堂(国宝)と室町時代の密教建築の傑作と言われている本堂(国宝)と二棟の国宝を有している。ここでは、桁行、梁間、入母屋造り、宝形造り、縋破風、桟唐戸などを学習すると共に特に本堂は、和様、大仏様、禅宗様の折衷様式の代表作であることを互いに確認しあった。
 時間がタイトなため、あたふたと最後の訪問先である浄土寺(小野市)へ。小野市は、加古川中流域の文化の中心地として、古くから栄えてきたところだけに文化財の残っているものが多くある。その代表的なものが極楽山浄土寺である。東大寺再建の責任者であった俊乗坊重源上人は東大寺領でもあったこの地に「播磨別所」を大仏様(天竺様)にて建立。それがこの浄土寺である。国宝の浄土堂は、桁行三間、梁間三間、単層、屋根宝形造、本瓦葺の建物で、柱間の隔たりは20尺という広さを誇る。また、挿肘木,木鼻、四隅扇垂木、鼻隠板、遊離尾垂木、皿斗など大仏様の特異な様式で建造され、東大寺南大門とともに全国にただ二つしかない最も大切な建物である。浄土堂の本尊である阿弥陀如来立像は鎌倉初期の名仏師快慶の作品と伝えられている。像高は5m30cm(須弥壇を含め7m50cm)もあり、両脇侍の像高も各々3m70㎝と大きく丈六の立像は珍しい。各像の立つ蓮華座の下には雲が表されており、わずかに前に傾いていることから、西方極楽浄土から飛雲に乗って来迎する情景を表現したものである。来迎印は通常左手であるが、右手で示している。脇侍も左右逆に配置されている。これは密教寺院に存在する様式なのか、それとも宋朝風の影響なのか・・・。それにしても一度、夏期の夕日が射し込む赤く染まった浄土堂が極楽浄土と化したところが見たいものである。
 今回の研修バス旅行は皆さんがしっかりと時間を厳守していただいたお陰で、予定通り何事も無く無事に帰着することができました。本当に有難うございました。
 安全運転を心掛けた運転手さん、素敵なバスガイドさん、世話役の方々に心より感謝申し上げます。また来年お会いしましょう。
                 
                                                                  報告: 中江好喜 理事
 
 
 

 
 
第3回研修・親睦バス旅行
 
今回は兵庫県の国宝建築物巡りで、県内11個の建造物の内、実に8つを巡る研修でした。
午前中は現在50年ぶりに平成の大改修を行っています、天空の白鷺城と呼ばれる姫路城大天守修理の様子を見学しました。素屋根の内部に設けた見学スペ-スから、大天守の屋根および最上層を外側から間近に目の当たりにし、迫り来る大天守の迫力、そして伝統的な工法による漆喰壁の塗り直し、屋根瓦の葺き直しなど匠の技に圧倒されました。今年は特に出雲大社、伊勢神宮の式年遷都の建て替えで古来の工法が話題になっていますが、修理・改修の分野ではまさに血のにじむ地道な気の遠くなるような技能と技術の継承に深い感銘を受けました。その後は城郭建築の醍醐味を味わい、西の丸櫓群と長局の百間廊下を歩きもって、ありし日の悲運の千姫を偲びました。
その後、お城に隣接する姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」に入り、趣の違う九つの庭園を鑑賞、丁度紅葉もピ-クでしたので至福のひとときを過ごしました。
午後は西(播磨)の法隆寺と呼ばれ、親しみを込めて「刀田の太子さん」と言われる「鶴林寺」へ趣く。太子さんと言われる通り聖徳太子創建のお寺であり、仁王門・三重塔・鐘楼・本堂・太子堂などがそろい、七堂伽藍の偉観を誇る。山内には国宝の本堂と太子堂があるが、特に本堂は和様に禅宗様を加味した折衷様建築の代表作である。時間の関係で入館していないが宝物館にも多くの重文の仏像があります。特に聖観音立像は上体を艶かしく、ひねっており一度見たかったですが、同行の若き?女性が真似をした姿でガマ-ン、ガマ-ン(*^。^*) 
最後に小野市の「浄土寺」を訪ねる。まず阿弥陀堂は大仏様建築の国宝であり、国内でもあと東大寺南大門しか残っていないかけがえのない建物である。堂内は貫、梁などの構造材をそのまま見せるダイナミックな広大な空間が広がり、また円形の須弥壇に並ぶ国宝である阿弥陀三尊の巨像の迫力に圧倒されしばし言葉を失ってしまった。ただ残念なのは、季節の関係で西陽を背景に透かし蔀戸から光で浮かび上がる、まるで西国浄土からのお迎えの様な三尊像を拝めなかったことだけが心残りでした。
そして師走にもかかわらず好天の穏やかな中、心身とも清々しくなって帰路に着きました。
今回の旅は中江理事様から四つある建物の様式、折衷様、大仏様、唐様、和様の資料を頂き、そして現物を前にしての丁寧な迫力ある説明を受け中身の濃い勉強をさせて頂きましたこと、御礼申し上げたいと思います。
 
                          寄稿:井上 哲次 会員
 
 
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 ★朝早い集合でしたが皆様全く問題無く さすがでございます

 

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 ★岩澤ますみ会員  この旅では大変お世話になりました

 

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★中江好喜理事  毎年素晴らしい研修先を選んでくださっております 

 

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 ★H26・NHK大河ドラマの主人公黒田官兵衛は姫路城で誕生!  今のトレンド ゆるキャラが♪

 

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 ★入城口で

  

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        ★「扇の勾配」と呼ばれる算木積みの石垣

 

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★姫路城大天守修理見学施設へ 

 

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  ★瓦屋根模型で中江好喜理事の解説

 

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  ★狭間

  

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       ★十月桜

 

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 【好古園】

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 ★昼食はバイキング♪

 

 

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    ★午後からの行程について

  

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 ★「播磨の法隆寺」と呼ばれる刀田山 鶴林寺   まずは記念撮影!

 

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   ★播磨路の古刹! 風格を感じます

 

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 ★この旅行の会計担当岸本幸子理事 細々と何かと大変ですが この美笑顔でさらっとこなされてました!

 

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 ★本堂前 中江好喜理事の解説を熱心に 聴く皆様

 

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 ★いざ密教建築の傑作本堂のなかへ

 

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 ★本堂天井 木組み等を拝見

 

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 ★国宝の本堂  和様に禅宗様を加味した折衷様建築の代表作

  

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      ★鐘楼前で

 


 

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 ★極楽山浄土寺 阿弥陀堂(国宝)   建築様式は大仏様 

 

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★今回の旅で ここ浄土寺が目的の方も少なくないようです

 

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    ★軒下

 

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 ★真剣な表情の皆様

 

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 ★阿弥陀堂では阿弥陀三尊に感動しきりでした  中江好喜理事の説明はまだまだ続きます

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 ★故郷はここから近いということでございます 福井大作監事です~

 

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 ★予定より早めに帰着できそうです 坂本孝志理事長から一言

  


 【今年もお世話になりました♪♪♪】

 

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       ★中原民広運転手 鶴林寺では熱心に中江理事の話を聴かれて

   

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 ★バスガイドは小島美和さん 今では1年に一度お会いするのが当たり前のようになって 今年も熱心なお仕事振りに感服!いたしました

  

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(事務局 小松香織)

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