活動内容

第60回 都草歴史探訪会西部会~上京・洛中洛外図を歩く~(15.5.20)

第60回 都草歴史探訪会西部会 ~上京・洛中洛外図を歩く~

日  時 平成27年5月20日(水)晴れ
集合場所 地下鉄今出川駅北口
参 加  費 会員800円 非会員 1,000円
参加人員 51名(会員47名 非会員4名)
コ ー  ス 尼門跡大聖寺(花の御所)同志社大寒梅館―近衛邸跡・三時知恩寺―白峯神宮―光照院門跡―
       妙顕寺―妙覚寺―本法寺―西林寺―玄武公園(擁翠園拝観不可のため門前まで)

今回の西部会歴史探訪は、かって政治の中心だった事もある所を取り上げた「上京・洛中洛外図を歩く」を企画しましたが、丁度京都国立博物館でも洛中洛外図屏風や琳派400年記念の展示で盛り上がっていたので、タイミング的に良かった。
自称雨男で心配して居られた俊藤部長の心配を他所に、晴れで暑い中のスタートとなった。

最初の門跡大聖寺は、尼門跡第一位の諭旨を受けた格式ある寺であるが、非公開のため無理にお願いして入れてもらった事もあり、歴代親王遺愛の調度品等は見せて貰えなかったが、庭に入れてもらって雰囲気は味わえました。

大聖寺庭園
大聖寺庭園

 

 












 

俊藤部長より説明
俊藤部長より説明
大聖寺・花の御所石碑
大聖寺・花の御所石碑

花の御所について高橋(明)理事から足利将軍家系図から説明がありましたが、大聖寺や同志社大寒梅館にある花の御所跡遺跡から当時の位置が確認できる。また洛中洛外図屏風に出ている近衛殿は桜御所として描かれ、同志社大学新町キャンパス内に旧邸址碑があるが、現在の御苑に伝わる糸桜が名を残すのも面白い。

 

同志社大紅梅館・花の御所遺跡
同志社大寒梅館・花の御所遺跡
同志社大新町キャンパスにて高橋会員より説明
同志社大新町キャンパスにて高橋明俊会員

白峯神宮では堂園さんの説明で、保元・平治の乱を起こし、武士が政権を持つようになったのは崇徳天皇の呪いではないかと朝廷は恐れ、明治天皇が神宮を創建して祀ったのもその趣旨から来ている。これ等は全て白河天皇の浮気の性であると。荻野式で計算しても崇徳天皇は、白河天皇と待賢門院との子に間違いないとの説を紹介し、皆の大笑いを誘った。

堂園会員より説明
白峯神宮にて堂園会員

久世さんからは、本阿弥光悦が58才まで住んだ屋敷跡や墓の紹介と共に、家康から鷹ヶ峰の土地を拝領して芸術村を開いたが、これは不受不施の思想を持つ法華宗を危険視して洛外に所払いとしたのではとの説も紹介されたが、結果的に大きな芸術的遺産を残す事になった。

妙顕寺前にて久世副部長より説明
妙顕寺前にて久世副部長より説明

光照院門跡では後土御門天皇から持明院殿跡に寺地を賜り、それが現在の光照院の地になったとの説明があった。熊谷理事の作られた天皇系図が細かくて素晴らしく、大覚寺統系と持明院統系の両統迭立と南北朝の違いを強調されていた。また細川家系図も分かりやすいが、その中で第79代首相の細川護煕は傍流であるとの説明も。

 

光照院門前にて熊谷会員より説明
光照院門前にて熊谷会員より説明
光照院前、持明院仙洞御所跡碑
光照院前、持明院仙洞御所跡碑

吉村さんからは本法寺と長谷川等伯の関わりの説明と、息子久蔵の死は長谷川派の台頭で首位の座を脅かされた狩野派が危険を感じて暗殺したのではとの説の、熱のこもった説明があった。

本法寺にて吉村会員
本法寺にて吉村会員

俊藤部長からは日本最初の歯医者は朝廷で活躍した丹波兼康であると。また中国の故事に長寿の功臣に鳩杖を賜る儀礼があるのを模して、日本で始めて藤原俊成に鳩杖が送られた事や、最後が吉田茂首相であったことも。また今回の歩くルート地図の力作に、皆が感心させられた。

妙覚寺前にて久世副部長
妙覚寺前にて久世副部長

西林寺:愛宕山の天狗・太郎坊が都見物の際に必ず西林寺境内にある松に留まって羽を休めたと由来。境内の木槿の花がNHKテレビでも紹介されたらしい。修験者との関わりで11月に本堂前の耐火煉瓦の上で大護摩供も行われる。

 

西林寺、山本真照住職よりご案内
西林寺、山本真照住職よりご案内
西林寺・木槿(ムクゲ)地蔵
西林寺・木槿(ムクゲ)地蔵

擁翠園は、管領細川が金閣寺創建の余材をもって造られたのが始まりで、持ち主の変遷があって今は医療研究所所有で非公開。郵政省所有の時の公開された資料で、絵心のある西田さんが、縁取りされ裏打ちされた巻物に大きく描かれた絵には皆が感心させられた。御苑の唐破風鳥居はここから移設した事や、十三窓席の茶室の紹介もあったが、小堀遠州の庭園が見れないのが残念であった。

玄武公園にて、西田会員より擁翠園の説明
玄武公園にて、西田会員より擁翠園の説明

今回の西部会は皆が思い入れのある説明をされ時間はオーバーしましたが、皆さんに満足して頂けたものと思います。

                             西部会   福岡 亮


(写真撮影:林寛治会員・熊谷喜輝会員)
(広報部:熊谷喜輝)

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