活動内容

第32回都草美化活動~真如堂~(11.7.12)

 

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      ★真如堂三重塔

 

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 ★真如堂西門

 

32回都草美化活動~真如堂~(11.7.12)
 
◆日  時:7月12日(火) 午前10時00分集合
◆場  所:真如堂(京都市左京区浄土寺真如町)
◆参加人員:15名(女性4名、男性11名)
 
 連日の暑い中15名の皆様がご奉仕に汗を流していただきました。有難うございました。境内を中心に掃除を行いました。ごみはお寺の指示された場所に集積しました。
 終了後、職員の方によりお寺の経緯を本堂の中でお聞きしました。
真如堂は、正式には鈴聲山真正極楽寺といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院です。
 永観2年(984)比叡山の戒算上人(かいさんしょうにん)が比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を現在の地近くにあった東三条女院(藤原詮子)の寝殿に安置したのが始まりです。その後、一条天皇の勅願寺になり、また法然上人、親鸞上人をはじめとする多くの念仏行者や民衆の篤い信仰を集め、特に女人の深い帰依を受けてきました。しかし応仁の乱に遭い、ご本尊は比叡山の黒谷、滋賀県穴太に遷座。その後権力者の意向により転々とするも、元禄6年(1693)東山天皇の勅により現在の地に戻って再建された。京都市内を転々とすることになり各地の町名に名残を留めている。寺町今出川下ル(真如堂突抜町)(真如堂前町)一条西洞院(元真如堂町)烏丸二条(真如堂町)等が残っている。12,000坪の境内には15間四面の本堂の他、総門、元三大師堂、鐘楼堂、文化年間に再建された三重塔が趣を副えています。本尊阿弥陀如来は慈覚大師円仁作(うなずき弥陀)、不動明王は阿部晴明の念時仏、千手千眼観音は伝教大師作。
 その後竹内純照執事により真如堂と三井家との関わりをお聞きしました。あちこちに三井家の紋隅立四つ目結が有り三井家の菩提寺であるとのことです。普段は入れない仏間に案内してもらいました。天井も二重折り上げ格天井となっており、釘隠しも七宝焼きがつかわれていました。比叡山・東山大文字山を借景にした枯山水庭園である涅槃の庭、重森千青氏による隋縁の庭(三井家の家紋がアレンジされている)、燈明寺型石燈籠 (1億円?) 等を案内してもらい12時過ぎに解散しました。有意義な一日でした。
 
                               (記事と写真:鹿田晴彦 美化活動部長)
 

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   ★向井去来の墓

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       ★右…海北友松の墓 左…斉藤利三(明智光秀の家来、春日局の父)

 

 

(事務局 小松香織)

 

 

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