第30回都草歴史探訪会~「紙屋川沿いに西ノ京を歩く」~(11.9.17)
★JR円町駅集合 出発前風景
★北野神社御旅所
第30回都草歴史探訪会~「紙屋川沿いに西ノ京を歩く」~(11.9.17)
◆日 時:平成23年9月17日(土)
◆集合場所:JR円町
◆集合時間:12時30分集合
◆参加費:1000円
◆参加人数:36名
◆コース JR 円町駅⇒北野神社御旅所⇒四之保社跡⇒御土居の袖⇒法輪寺⇒六之保社跡⇒
五之保天満宮跡⇒文子天満宮⇒安楽寺天満宮⇒奥渓家住宅⇒大将軍八神社
★四之保社跡(威徳水)
★御土居の袖(北野中学校校庭)
夜来の雨もやみ、重い雲を抱えながらの円町出発になりました。
「円町」の由来からショック!円とは まるい、まろやか、まどか、そして大好きな日本のお金の単位ではありませんか。それが、西囚獄(にしのひとや)、獄舎を意味するとは・・・。囚を圓にそして京都人らしく円町と呼び代えたと言います。ショックを残したまま北野神社の御旅所に行きました。
ここでの瑞饋祭は平安時代からあったといわれ、江戸時代から神輿を作ったとされます。本来神輿に神を移し氏子中に神の功徳を授けるために巡ります。しかし、これは神に豊作を報告し感謝する形になっているのですね。
菅原道真の従者として九州に赴いた人たちが京都に帰りこの辺りに住まいしました。七つの保に分かれ、神人として麹座の特権を認められていたのです。
豊臣秀吉が造った御土居、この辺りでなぜか西のほうに膨れています。形が着物の袖に似ているところから、御土居の袖といわれています。何故袖が設けられたかは諸説あり不明ですが、今日は西に張り出している北の端、現在北野中学校のプールのところで見ることが出来ました。山本喜康会員の母校で、限りない知識と思い出が溢れてきました。
法輪寺ではダルマづくしに圧倒されました。ダルマ=人形をイメージするほど一般的になりましたが、本来は厳しい修行の姿です。どちらから目を入れるか・・などはどうでも良い事でした。
多治比文子って誰?あやこといいます。菅原道真を最初に祀った人です。
京都には文子天満宮がいくつかあります。それぞれを大切にするのが京都方式かも知れませんね。
なぜ七保なの?そういえば洋の東西を問わず七を大切にします。北斗七星、七味、ウルトラセブンまで!その理由は分かりませんが面白いテーマかも分かりませんね。
大将軍(だいしょうぐん)は平安京の時代から厄災から守護する神として信仰されました。多くの神像に圧倒される思いでした。
雨が降ったりやんだり、ややこしいお天気でしたが、新しい発見に心を膨らませて帰途に着きました。
(記事:田村光弘 専務理事 )
★法輪寺 しっとりと 小雨の中の芙蓉
★法輪寺(達磨寺)
★ダルマづくし!
★法輪寺のお庭 土の香りが立ちのぼる
★文子天満宮
★安楽寺天満宮(一之保社跡)
★奥渓家住宅 一時大雨でした…
★大将軍八神社
★神像北斗七星
★神像 80体近く安置されているという
★こちらにも神像…壮観!
(写真:林寛治 監事)
(事務局 小松香織)